友情の碑 (2017年10月26日)

ミス・デントンについてお届けしています「つれづれエッセイ」、

今回は、今出川キャンパスにある小さな石碑をご紹介します。

 

今出川御門の交差点から校門を入って、東へと歩いて行くと

 

左手に地下式の図書館が見えてきます。

屋上は緑がいっぱいです。

こちら側からは図書館へ入れませんから、

栄光館の前から入口へと回り込みましょう。

入口の左手、緑の木々に囲まれた石碑があります。

この石碑はミス・デントンと星名ひさ先生の友情を記念する碑なのです

MF・デントン 星名ヒサ 両先生記念の苑」

「海をこえ 国をもこえて神のみ手のむすばれしこの淑き人ふたり」

「世界のはなうつし植うべきこの苑をのこしおきたるよき人ふたり」

(加藤順三作)

 

星名ひさ先生(1874年~1954年)は京都同志社女学校普通科・英文科で学び、

夫星名謙一郎氏とのハワイ、テキサスでの生活を経て英語と裁縫を身につけて帰国、

恩師であったミス・デントンの誘いで同志社女子学校にて裁縫を教えられた方です。

同志社女学校では37年に渡ってミス・デントンに仕え、デントンハウスにて共に暮らし、

第二次世界大戦中も帰国しなかったため軟禁状態にあったミス・デントンを支え続けられました。

 

今も、同志社女学校を愛されたお2人の碑がキャンパスで学生たちを見守っています。

マクリン幼稚園(2017年9月25日)

下鴨神社より、
 
 
少し北の住宅街に「マクリン幼稚園」があります。
 
「マクリン」、初めて聞いた時は変わった名前の幼稚園だなぁと思いました。
こうしてつれづれエッセイを書くために、
ミス・デントンについて調べていて、この「マクリン幼稚園」がミス・デントンの愛した幼稚園であると知りました。
 
同志社女子部の母と呼ばれるミス・デントンは幼稚園の開拓者でもありました。
1897年に出町幼稚園(現同志社幼稚園)、1919年にマクリン幼稚園を開園しました。
 
ミス・デントンが1917年から1918年に休暇で帰国されたときに
オークランドの太平洋ウーマンズ・ボード(WBMI) 第2会長マクリーン夫人(Mrs.J.K.McLean)から寄付を受け、
その資金で下鴨に一軒の家つき土地を購入し、その地に幼稚園を開園しました。
初代園長はミス・デントンです。
WBMIはカリフォルニア州を中心としたクリスチャンの女性団体で、
同志社女学校に関する女性宣教師および関連施設を積極的に支援した団体になります。
ここで、マクリン夫人をご紹介します。
1834年2月生まれ、才色兼備で信仰深い女性。
27歳の時に幼馴染で牧師のRev.Dr.John.Knox.McLeanと結婚する。
結婚翌年からWBMIの活動を始め、その創立にかかわる。
1873年から4年間会長を務めたが、病気のため辞任。
11年後健康を回復し副会長として活躍し、名誉会長の称号を与えられる。
 
 
「マクリン幼稚園」には寄付者の名前が付けられていて、その寄付を受け幼稚園を開園したのがミス・デントンという訳です。

私が行った日は良い天気で、園庭で遊ぶ子供達の声が響いていました。

哲学の道から同志社墓地へ(2017年8月26日)

8月の後半だというのに猛暑日が続いておりますが、みな様お元気ですか。

この暑いなか、若王子の同志社墓地にお参りしてきました。

 

 

ミス・デントンは1947年のクリスマスイブに亡くなられ、翌年の123日に同志社葬が行われました。ミス・デントンができるだけ同志社の近くにいたいという願いを表明していたので遺骨の半分は同志社真北の相国寺塔頭長徳院に、また、もう半分は同志社の開拓者たちが眠る同志社墓地に分骨されました。

 

同志社同窓会では毎年ミス・デントン永眠墓前礼拝を長徳院の墓前にて行っております。今年は1222日(金)11時~ を予定しておりますので、ぜひ、みな様ご参列下さいませ。

 

ということで、哲学の道から「若王子神社」さんへ。

 

 

【熊野若王子神社】1160年後白河上皇が紀州熊野権現を勧請して創祀した永観堂の守護神としての神社。京都三熊野のひとつ。(残り二つは熊野神社と新熊野神社)

 

 

境内には外国の方が多くお参りされていました。

 

 

若王子神社から、右方向を山へ向かって進むとお墓への登り口が見えています。

 

 

ここからは、大きな石も多く坂道も急ですのでスニーカーなど歩きやすい靴がお薦めです。

 

休憩せずに一気に登れば15分ほど、ゆっくり登っても30分ほどでお墓が見えてきます。

 

 

その奥に、同志社共葬墓地があります。

 

 

墓地の正面が新島先生のお墓です。

 

 

木漏れ日そそぐ墓地、

 

 

向かっての左角に「外国人教員(宣教師)共葬墓」があります。

 

 

墓碑には「AERVANTS OF GOD AND DOSHISHA」と刻まれています。ここに、ミス・デントンの遺骨の半分が納められています。

 

 

これから、秋風が吹き始める季節に哲学の道から足をのばして同志社墓地までミス・デントンに会いに出掛けてみて下さいませ。

 

ミス・デントンのパンプキン・クッキー(2107年7月28日)

7の記録的な豪雨により被害を受けられた地域の皆さまに、謹んでお見舞いを申し上げます。

被害を受けられた皆様の1日も早い復旧をお祈り申し上げます。

 

 

同志社同窓会総会やバザーで販売される「ミス・デントンのパンプキン・クッキー」をご存じでしょうか。

これは、ミス・デントン直筆の英語のレシピにより再現された、シナモンが香る素朴なクッキーで、

先日の同志社同窓会総会でも売り切れた人気のクッキーです。

ミス・デントンはいろいろなお料理を学生たちと作りました。

また、1924年の秋に皇后陛下が同志社女学校に行啓されたときに献上されたマーブルケーキも有名です。

残されたレシピから17レシピを選んだミス・デントンレシピ集は、

2017122日㈯13:00から開催される「ミス・デントン生誕160年・永眠70年記念会」に出席下さった方に贈呈します。

お楽しみに♪

 

【ミス・デントンのパンプキン・クッキーの作り方】

50枚分の材料・

卵        2個

無塩バター    90g

砂糖       100g

(ブラウンシュガー、三温糖でもよい)

かぼちゃ     180g

(生で250g)

小麦粉      220g

B.P      小さじ2

クルミ      80g

レーズン     80g

ラム酒   

塩        小さじ0.5弱

ジンジャー    小さじ0.5

ナツメグ     小さじ0.5

バニラエッセンス 少々

パウダーシュガー 少々

 

・作り方・

    バターをクリーム状にして砂糖を混ぜる

卵を少しずつ混ぜ込む

    小麦粉、香料はふるっておく

    レーズンにはラム酒を振りかけておく

レーズンとクルミは粗く刻んでおく

    かぼちゃを蒸すか電子レンジで柔らかくし、裏ごししておく

⑤   ①に②と③と④を混ぜバニラを加え、切るように混ぜる

   記事をティースプーンで山盛り一杯ずつすくい、オーブン皿に間隔をあけて並べる

  170℃で15分~20分焼く

  焼き色がつけば網にとる

  少し柔らかいが冷めると固くなる

  冷めたらパウダーシュガーをふりかける

  出来上がり!

ミス・デントンを感じて(2017年6月24日)

みなさま、始めまして

HP(ホームページ)委員会です。

今年度は「ミス・デントン生誕160年永眠70年」にあたります。

12月には記念行事も行われますので

つれづれエッセイでミス・デントンについて、お届け出来ればと思います。

どうぞ、お付き合い下さいませ。

同志社女子部の母、ミス・デントンは1888年にアメリカンボードの宣教師として着任、

同志社女子部構内のデントンハウスに住まわれました。

 

同志社女子部構内でミス・デントンと言えば

卒業生なら、まず、思い出すのが栄光館の肖像画ではないでしょうか。

礼拝や行事の時に肖像画の前を通ると見守っていただけているように思いました。

そして、ひっそりと佇むメモリアルストーン。

デントンハウスは新心館の前辺りに建っていたそうで、それを望める位置に設置されています。

メモリアルストーンには「60年間、神と同志社のために尽くす」と刻まれています。

ミス・デントンはデントンハウスのベランダでロッキング・チェアに座り憩うのを好まれたそうです。

先生愛用のロッキング・チェアと机

(希望館1階の展示スペースにて

 展示内容は不定期に更新されます)

母校に立ち寄られました際にはぜひ、ミス・デントンを感じてみて下さいませ。

桑原専慶流華道 今週のお花(2016年5月31日)

ギガンチューム、トルコキキョウ、ギボシ

桑原専慶流華道 今週のお花(2016年5月24日)

油どうだん、スカシユリ、シモツケ

裏千家茶道 今週の室礼とお菓子(2016年5月21日)

落し文(かぎや延弘)

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桑原専慶流華道 今週のお花(2016年5月17日)

リアトリス、バラ、ギボシ

裏千家茶道 今週の室礼とお菓子(2016年5月7日)

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柏餅(かぎや延弘)

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桑原専慶流華道 今週のお花(2016年4月26日)

むしかり、シャクヤク

桑原専慶流華道 今週のお花(2016年4月12日)

やまなし、バラ、フリージア

裏千家茶道 今週の室礼とお菓子(2016年4月2日)

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前大徳伯道「柳緑花紅」

草餅(かぎや延弘)

桑原専慶流華道 今週のお花(2016年3月29日)

山桜、赤菊、なでしこ

桑原専慶流華道 今週のお花(2016年3月22日)

もくれん、スカシ百合

裏千家茶道 今週の室礼とお菓子(2016年3月19日)

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菜の花きんとん(かぎや延弘)

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桑原専慶流華道 今週のお花(2016年3月15日)

フリージア、トルコキキョウ、ゼンマイ

桑原専慶流華道 今週のお花(2016年2月16日)

桃、ラッパ水仙、白小菊

桑原専慶流華道 今週のお花(2015年12月15日)

さつま杉、カーネーション

桑原専慶流華道 今週のお花(2015年12月1日)

サンゴ、ストック、スプレー菊

裏千家茶道 今週の室礼とお菓子(2015年11月7日)

炉開きのおぜんざい

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桑原専慶流華道 今週のお花(2015年10月27日)

やまなし、りんどう、スプレー菊

裏千家茶道 今週の室礼とお菓子(2015年10月17日)

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栗きんとん(かぎや延弘)

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桑原専慶流華道 今週のお花(2015年10月13日)

ネリネ、アニスの葉、スプレー菊

桑原専慶流華道 今週のお花(2015年9月29日)

アオハダ、糸菊、ホトトギス

裏千家茶道 今週の室礼(2015年9月19日)

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薯蕷 すすき(かぎや延弘)

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桑原専慶流華道 今週のお花(2015年9月15日)

万作、二輪菊、なでしこ

桑原専慶流華道 今週のお花(2015年9月1日)

パンパス、トルコキキョウ

桑原専慶流華道 今週のお花(2015年7月28日)

りんどう そけい 二輪菊

料理教室 今月のお料理(2015年7月22日)

桑原専慶流華道 今週のお花(2015年7月21日)

ヒオウギ

裏千家茶道 今週の室礼とお菓子(2015年7月11日)

桑原専慶流華道 今週のお花(2015年7月7日)

きいちご スカシ百合 トラノオ

桑原専慶流華道 今週のお花(2015年6月30日)

ガマ、けいとう、ヒペリカム

料理教室 今月のお料理(2015年6月24日)

裏千家茶道 今週の室礼とお菓子(2015年6月6日)

紫野寛洲「青山元不動」

京鹿子、オカトラノオ、姫檜扇

紫陽花きんとん(かぎや延弘)

桑原専慶流華道 今週のお花(2015年6月2日)

薔薇、珍枝梅、穂咲七竈

桑原専慶流華道 今週のお花(2015年5月26日)

どうだんつつじ、しゃくやく

裏千家茶道 今週の室礼とお菓子(2015年5月23日)

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落し文(かぎや延弘)

桑原専慶流華道 今週のお花(2015年5月19日)

アリウム、ガーベラ、ギボシ

桑原専慶流華道 今週のお花(2015年5月12日)

しょうぶ、なでしこ、なるこゆり

裏千家茶道 今週の室礼とお菓子(2015年5月9日)

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ほととぎす(かぎや延弘)

桑原専慶流華道 今週のお花(2015年4月28日)

ななかまど、スイートメモリー、都忘れ

桑原専慶流華道 今週のお花(2015年4月21日)

オクラレルカの葉、しゃくやく

裏千家茶道 今週の室礼とお菓子(2015年4月18日)

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春がすみ(かぎや延弘)

第4回 石田二三代先生(同志社同窓会 紫苑会講習 料理 講師)

 今年は桜が一度に咲きましたが、雨に祟られお花見をし損ねた方も多かったのではと思います。暖かかったり真冬にもどったりと定まらないお天気です。

 同窓生の皆様、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。同窓会館でお料理の講習を始めてもう1年3カ月が経ちました。毎回ワイワイガヤガヤ料理作りを楽しんでおります。

 献立は季節感を大切にして旬の食材を使うようにしています。そして野菜を沢山取り入れています。季節のご飯、主菜、副菜で5品と簡単なお菓子1品をの組み合わせです。興味をもたれた方は是非ご参加ください。

桑原専慶流華道 今週のお花(2015年4月7日)

むしかり、つつじ、オクラレルカ

裏千家茶道 今週の室礼とお菓子(2015年4月4日)

前大徳伯道「柳緑花紅」

やまなし、ふくむすめ

桜餅(かぎや延弘)

桑原専慶流華道 今週のお花(2015年3月31日)

ムギ、なでしこ、レモンリーフ

第3回 桑原專慶流家元 桑原仙渓先生(紫苑会講習 華道 講師)

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 春と秋はいけばな展の季節。全国規模の大きないけばな展から、地域やグループでの小さないけばな展までいろいろあります。

 先日は桑原専慶流京都支部の花会がありました。会場は「紫織庵」という町家で、和室に加えて洋室もある大正時代の近代建築です。庭の見える大広間の床の間はこれぞ日本文化という感じ。また、ステンドグラスのはめられた窓のある洋間もあり、花を飾る空間は様々です。そのような場に合う花をいけることは、稽古を積んだ先生方にもなかなか難しいことですが、いけばなの本質を考える上でもとても意味のあることなので、良い経験になります。(写真は石黒慶知さん撮影です)

 皆さんも花をいける時、飾る場所を想い描いて器や花を選んでみてくださいね。

 

ではおまけに今回もレモン君の写真を。。。いい夢を~。

第2回 石田二三代先生(同志社同窓会 紫苑会講習 料理 講師)

皆様はじめまして。平成26年1月から、同窓会館調理室で料理の講師をさせて頂いております石田二三代です。毎月1回、和食の献立での講習です。献立を立てるに当って、私が大切にしている事をお伝えしたいと思います。

①   旬や季節を感じられる

②   野菜がたっぷり取れる(野菜の摂取量が減少しているため)

③   身近な材料でできる

④   なるべく簡単に出来る などです。

3月の献立は「ひなまつり」がテーマでした。

 「手まり寿司」「鮭の白酒焼き」「身しじみと若布・菜の花の辛子酢味噌」「若ごぼうと独活の炒め煮」「3色白玉」を作り皆さんで楽しく試食しました。写真をご覧下さい。

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第1回 桑原專慶流家元 桑原仙渓先生(紫苑会講習 華道 講師)

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 同志社同窓会館で月3回火曜日に、「いけばな」をお教えしている桑原仙溪です。 ここでは華道家の仕事について思いつくままに書いてゆきます。

同志社1

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私の家は稽古場でもあるので、日頃から生徒さんが出入りしますが、来られた方がまず最初に目にするいけばなは、玄関の掛け花です。壁に折れ釘が仕込んであって、掛け花用の器が掛けられます。小さな器なので、少しの花しか入りませんが、季節の枝や花を小さくいけておくと、「ようこそ」と花が迎えてくれます。写真は啓翁桜と出雲大社薮椿です。ほんのりピンク色をした桜に赤い椿がかわいく寄り添っています。

同志社2

 京都の玄関口、JR京都駅の新幹線コンコースで、毎年1月下旬から3月初旬までいけばな展があるのをご存知ですか。今年も会期を終えましたが、いくつかの流派が交代で花をいけています。京都へ来られる方への「迎え花」ですね。桑原専慶流は写真のような古典花をいけました。山茱萸、啓翁桜、アマリリス、赤芽柳、チューリップ、雪柳、椿。これらは江戸時代中期に生まれた「生花(せいか)」という形です。足元がきゅっと引き締まった水際の美しさ、三つの役枝のバランスが見所です。

同志社3
同志社4

 最後に本の紹介を。京都新聞の連載をまとめた「日本人の忘れもの 第2部 京都こころここに」が出版されました。私の記事も4頁分掲載されています。定価1800円(税別)。

 

 おまけに猫のレモン君の写真ものせておきます。

日本人の忘れもの第2部

同志社5

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